全学的な学内システムに対して利用できる計算機ホスティングサービスの一種です. 情報基盤センターの管理する物理サーバ上に,OpenStack により構成されたプライベートクラウド環境を提供します.
お知らせ
- 教育研究用計算機システム(KAISER2022)への更新により,ポータルサイトのURL等が変更になりました.詳細は利用ガイドをご覧ください.
概要
このサービスは学内で運用している物理サーバの置き換えとして利用することができる仮想計算機ホスティングサービスの一種となります.
研究室や学科や部局で保有しているシステムの置き換えとして,当センターが管理するクラウドシステム内に移して運用していただくものです.本サービスではあらかじめ設定したサーバの構成で,クラウドシステムに適合した形に設定を修正したOSが導入済みかつ稼働した状態で申請者へ提供します.サービス申請後に作成されたシステム(仮想計算機の中身[OSを含むソフトウェア部分])の保守管理は利用される研究室や学科や部局で行っていただく必要があります.このサービスで提供される環境は,主に一般用途のサーバを提供する目的で構築している関係から,計算速度やI/Oを重視する等,性能を重視した用途としての利用はおすすめできません.仮想サーバ内へのサービスの導入は申請者自身で行っていただく必要があります.
申請条件
申請者 | 神戸大学に所属する教職員(一時利用Aアカウントは除く) |
支払責任者 | 神戸大学に所属する常勤教職員 |
利用形態
仮想計算機の構成 | CPU は Intel社 XEON相当. 仮想サーバ台数・CPUコア数・メモリサイズ・仮想ハードディスクサイズ等の詳細については申請書にて確認いたします. 仮想計算機の構成についてはこちら(学内限定)を参照ください. |
利用期限 | 本年度末まで(継続可能) |
利用負担金 | 仮想計算機の構成により変動します. 詳細はこちらを参照ください. |
- システムの操作はネットワーク経由のみとなります.仮想サーバの起動,停止,スナップショットの作成,コンソールを用いた保守作業などは,専用ポータルサイト(学内限定)から行います.
- 仮想サーバのIPアドレスは,センターの指定するアドレスで設定していただきます.
- 万が一,不正侵入や他のサーバへの攻撃を検知した際には,予告なくネットワークを遮断することがあります.
- 申請するサーバを学外に公開する際は,対外公開サーバ申請が必要となります.
- 使用するOSが有償のライセンスやサブスクリプションなどを必要とする場合,申請者側にて必要な購入手続きを行い適用してください.
注意事項
- 本サービスはあらかじめサービスとして使用可能な状態に最小限のカスタマイズを実施したOSを導入した上で稼働状態で引き渡します.利用承認書を受け取った後に管理アカウントでリモートログインしてパスワードの変更をお願いします.
- 本サービスで作成されるサーバは初期設定時のアカウント以外は登録されていません.適宜必要に応じて利用者アカウントの登録作業を実施してください.
- 仮想サーバの引き渡し後は,申請者が当該サーバに関する管理責任者となります.また神戸大学セキュリティポリシー(学内限定)を遵守されているという前提でサービスを提供いたします.
- 本サービスで作成された仮想サーバは,定期的にセキュリティ監査を実施しその結果をお知らせします.常に最新のセキュリティ保全状態の維持につとめてください.
- 本サービスで作成される仮想サーバには申請者に付与される管理アカウントの他にクラウドホスティングサービスの連携制御のためのシステム管理アカウントが設定されています.このアカウントの削除や変更は行わないでください.
- 仮想サーバのネットワーク設定は自動化されていますので,利用者による修正は行わないでください.最悪の場合サーバの通信が全くできない状態になります.
- システムの機能的な仕様のため,複数の仮想サーバ作成を申し込まれた場合,各仮想サーバに割り当てられるIPアドレスが連番になる保証はできませんのでご了承願います.
- 初期状態では学内からのssh接続のみが可能な状態です.必要に応じてサービスが必要とするポートの開放設定を行ってください.
- 仮想サーバをWebサーバなどで使用する場合は,ホスト名は申請者側で登録をお願いします.ゾーン情報の登録権限などの制約から所属ドメインでの逆引きの情報が登録できない場合があります.その際は情報基盤センターで逆引き情報の登録を行いますので,その旨申し出てください.
- 情報基盤センターでは個別のバックアップは行っておりません.必要に応じて申請者自身で対処をお願いします.
- 現時点ではスナップショットの取得はできますが,利用者側でスナップショットの戻し操作ができません.
- 計算機資源の使用状況などの観点で,スナップショットの取得回数などの見直しが随時行われますのであらかじめご承知おきください.
手続き
- 仮想計算機の構成を決定いただき申請書に必要事項を記入の上,情報基盤センターまでご提出ください.
- 申請者,支払責任者になる方はサービス申請前に,管理者になる方は管理者登録前に,アカウント初期設定を行ってください.
各種手続き
申請書
利用可能な名称
仮想サーバ名称 | PREFIX-AAAAAAAAAA |
- 「PREFIX」の部分は,所属部局に応じた 部局プレフィックスをご記入ください.
- 仮想計算機名称および仮想サーバ名称の最大文字数は,部局プレフィックスを含め26文字です.
- 「AAAAAAAAAA」の部分は,ご希望の名前(半角英数字とハイフン(-))となり,記号は先頭と末尾には使用できません.
利用ガイド
管理機能の操作は,専用ポータルサイト(学内限定)から行うことができます.
- OpenStack Platform 操作マニュアル (学内限定)