メールデータをローカル環境にバックアップする手順について説明します.
バックアップしたデータを Outlook で表示する手順も案内しています.
本手順は Microsoft Outlook2019 の画面で案内しています.他のバージョンでは,多少画面の構成が変わることがあります.
メールデータが多数ある,あるいはサイズが大きい場合は,バックアップ処理に時間がかかります. 処理途中で中断しないように準備をしてください.
- スリープモードの解除
- ネットワークへの接続
- 受信トレイのフォルダわけ
メールサイズが大きくバックアップ処理が中断する場合,フォルダ分けしておきますと,フォルダ単位でバックアップできるため中断するリスクを減らすことができます.
バックアップ
Outlookを起動します.
左上にある「ファイル」をクリックします.
図1
左側の「開く/エクスポート」を選択し,右側「インポート/エクスポート」をクリックします.
図2「ファイルにエクスポート」を選択し,「次へ」をクリックします.
図3「Outlookデータファイル(.pst)」を選択し,「次へ」をクリックします.
図4バックアップしたいフォルダを選択し,「次へ」をクリックします.必要に応じて「サブフォルダーを含む」にチェックをいれます.
図5「完了」をクリックします.この時「このファイル名は正しくありません」と表示された場合,別のフォルダを指定してみてください(ファイル名も必要に応じて変更してください).
図6パスワードを設定する画面が表示されます.適宜入力し,「OK」をクリックします.
パスワードを設定すると,起動時に図8のパスワードの入力画面が表示されます.パスワードが不要な場合は空白で「OK」をクリックすることもできます.
図78.と同じパスワードを入力し,「OK」をクリックします.
図8
バックアップしたメールの表示手順
バックアップしたファイルを,お使いのOutlookで表示させる手順を記載します.
Outlookデータファイル へのメール表示手順
メニューバーの「ファイル」を選択し,左側の「開く/エクスポート」をクリックします.
図9
画面右側「Outlookデータファイルを開く」をクリックします.
図10
先ほどバックアップしたファイルを選択します.
図11
メールアカウントの下に,「Outlookデータファイル」が表示されます.
! 図12
Outlookデータファイルの下のフォルダを選択すると,バックアップしたメールデータが表示されます.
図13
図13のように「ここに表示するアイテムは見つかりませんでした。」と表示される場合,画面の左下を確認します.
図14
「フィルター適用」と表示されているところをクリックします.
下のような画面が表示されますので,「すべてクリア」をクリックした後,「OK」をクリックします.図15
バックアップしたメール本文が表示されます.
フォルダーごとにフィルター適用されている場合,同様の操作を行ってください.Outlookデータファイルを閉じたい場合,「Outlookデータファイル」の文字の上で右クリック>「Outlookデータファイルを閉じる」をクリックすると閉じることができます.
再度表示させるときは 1. から実施してください.
【注意!】バックアップファイルを参照していますので,ファイルを削除してしまうとOutlook上で見ることができなくなります. バックアップしたファイルは削除せず,残しておいてください.
処理の途中で止まった場合
バックアップしたメールの表示手順の途中で止まった場合は,Outlookデータファイル へのメール表示手順の1.から再度操作してください.
「このOutlookデータファイル(.pst)は,現在のプロファイルで既に使用されています。」と表示した場合は,バックアップの1.から再度操作してください.
エクスポートのファイル名を変更してください.
図16変更したファイル名を指定してください.