Webベースプログラミング環境 は必携パソコンなどから利用できるプログラミング学習環境です.
下図のように,Webブラウザ上で動作する統合開発環境(IDE)を用いて,Linuxベースの仮想環境(ワークスペース)内で様々なプログラミング言語を用いたソフトウェア開発を行うことができます.
Webベースプログラミング環境は教育研究用GitLabとあわせて利用することが想定されていますので, こちらのページもご覧ください.
Webベースプログラミング環境とは
必携パソコンなど,様々な環境で利用可能な,統一的なプログラミング学習環境を提供するサービスです. RedHat DevSpacesという製品を用いて構築されています.
個人毎にLinuxベースの仮想環境(ワークスペース)が起動し, Webブラウザを用いて,この仮想環境内でプログラムのコーディング・実行を行うことができます.
利用イメージ
Webベースプログラミング環境は教育研究用GitLabと併せて利用することが想定されています. 仮想環境の設定ファイル等を含む 雛形 となるプロジェクトを情報基盤センターにて用意していますので, ユーザはこれらを自身のプロジェクトとしてコピー(クローン)し,この雛形を元に自身のワークスペースを構築することができます. また,これらのプロジェクト内にファイル等を追加して,特定の授業用にカスタマイズすることもできます.
利用手順は以下のようになっています. より詳細な手順についてはこちらをご覧ください.
- 新規にプロジェクトを作成する場合,まず教育研究用GitLabにアクセスして,情報基盤センターまたは教員が用意した雛形となるプロジェクトを自身のプロジェクトとしてコピー(クローン)する
- 雛形のプロジェクトには,ワークスペースの設定ファイル(devfile)の他,サンプルプログラムなどが含まれています.
- Webベースプログラミング環境にアクセスし,先程クローンしたプロジェクトのURLを入力して,雛形からワークスペースを起動する.
- 起動したワークスペース内でコーディングや実行などを行う.
- 雛形プロジェクト内に含まれているファイル等はワークスペース内で参照・編集が可能です.
- 編集したソースコード等の成果物をクローンしたGitLabのプロジェクトに書き戻す.
- 仮想環境を削除すると,成果物も消えてしまいます.保存するべき内容は必ずGitLabに書き戻してください.
利用可能な言語
利用可能なプログラミング言語は以下です(このリストは今後変更される可能性があります).
- C/C++
- Java
- Python 3
- Rust
- Go
- Julia
- Haskell
- Node.js
- Fortran 90
- PHP
- Perl
マニュアル等
Webベースプログラミング環境の使い方は教育研究用GitLab/Webベースプログラミング環境 ユーザガイドに記載されていますので,こちらを参照ください.
注意事項
- Webベースプログラミング環境はセキュリティ上の観点から,学外からのアクセスを制限しています.
- 学外から利用する場合はVPNを利用してください.
- Webベースプログラミング環境では統合開発環境としてVisual Studio Code (VS Code)が利用でき,拡張機能もインストールできますが,一部の拡張機能は正しく動作しません.
- 例えば,Jpanese Language Pack や キーバインドをVimライクに変更するものなどは正常に動作しません.
- 拡張機能についてはサポート対象ではありませんので,ご自身の責任でインストール・利用してください.
- 1ユーザが同時に起動できるワークスペースの数は1つに制限されています.