SVNフォルダの更新
PCのWeb画面上のSVNフォルダ（ローカル側）は，最終利用時の状態です．他のメンバーがデータ更新した最新情報をサーバから取得するために，利用前には必ずフォルダ更新を行ってください．
SVNフォルダを右クリックし「SVN更新」を選択する．
ログインIDとログインID用パスワードを入力すると，ダイアログボックスが表示されるので「OK」を選択する．
基本操作
Web画面上での操作は，ローカル側での操作のためPC内に保存されるのみです．SVNでデータを更新した場合は，必ず，以下の手順で「コミット」し，ローカルの情報をサーバに同期させてください．
新規フォルダの作成方法
SVNフォルダを開き，新規フォルダを作成する．
作成したフォルダを右クリックし「TortoiseSVN」を選択し「追加」を選択する．
ダイアログボックスが表示されたら「OK」を選択する．
フォルダに青い"+"マークが表示されていることを確認する．
当該フォルダを右クリックし「SVNコミット」を選択．
ログインIDとログインID用パスワードを入力すると，ダイアログボックスが表示されるので「OK」を選択する．
フォルダの編集
SVNにアップロードしたファイルを編集（データの修正・追加，上書き保存など）する．
赤い" ! "が表示されていることを確認する．
ファイルを右クリックし「SVNコミット」を選択．
ログインIDとログインID用パスワードを入力すると，以下のダイアログボックスが表示されるので「OK」を選択する．
ファイル名の変更
名前変更するファイルを右クリックし「TortoiseSVN」から「名前を変更」を選択する．
新しい名前を入力し，「OK」を選択．
ひとつ上の階層へ移動し，「SVNコミット」を行う．
フォルダ・ファイルの移動（SVN内での移動）
移動元のフォルダと，移動先フォルダを同時に開く．
移動させたいフォルダを右クリックしたまま，移動先フォルダにドラッグする．
選択肢が表示されるので「SVNバージョン管理下の項目をここに移動する」を選択．
移動前のフォルダと移動先フォルダのひとつ上の階層に移動し，「SVNコミット」を行う．
削除
削除したいファイルを右クリックし「TortoiseSVN」から「削除」を選択．
ひとつ上の階層へ移動し，「SVNコミット」を行う．
※「TortoiseSVN」から「削除」を行うと，削除されたフォルダ等はゴミ箱には残らず，完全消去されます．
事例別操作
ファイルの更新履歴を確認する
ローカルディスク（PCのWeb画面）で編集したフォルダやファイルをコミット（追加・更新）すると，リビジョンNo.や更新日時，作成者等の情報が更新され，バージョン情報としてレポジトリに書き込まれます．更新履歴には，メッセージを付けて管理することができます．
更新履歴（バージョン情報）は，以下の手順でログメッセージ画面から確認できます．
対象のファイルを右クリックし，メニューから「TortoiseSVN」-「ログを表示（L）」を選択してください．
［ログメッセージ画面の説明］
①リビジョン
フォルダやファイルの作成や編集を行いレポジトリにコミット（追加・更新）した時に自動的に付く番号．操作するたびに1つづつ増えていきます．
②アクション
利用者が行った操作をアイコンで表示．
③作者
フォルダやファイルをレポジトリにコミット（追加・更新）した人のログインIDを表示．
④日時
フォルダやファイルをレポジトリにコミット（追加・更新）した日時を表示．
⑤メッセージ
フォルダやファイルに行った編集をメッセージ付けしたものを表示．
⑥中段・下段ウィンドウ
上段に表示されているリビジョン一覧の中から対象リビジョンをクリックすると，中段ウィンドウにそのリビジョンで追加されたメッセージ情報を表示し，下段ウィンドウにレポジトリにコミット（追加・更新）されたフォルダもしくはファイルの情報を表示する．
ファイルの更新履歴にメッセージを追加する
メッセージの追加はコミット（追加・更新）時，行うことができます．
ファイルを右クリックし，メニューから「SVNコミット（C）...」を選択．
コミット画面でメッセージの入力を行い「OK」を選択．
レポジトリの認証画面が表示されたら，ログインIDとパスワードを入力し「OK」を選択．
表示されたコミット実行画面で「OK」を選択．
追加した更新履歴の確認は，ログメッセージ画面で行う．
レポジトリ内の古いリビジョンファイルを閲覧する
ログメッセージ画面の表示を行い，閲覧を行いたいファイルの[リビジョンNo.]を選択．
中段ウィンドウにバージョン（履歴）情報として追加されたメッセージの内容が表示され，下段ウィンドウにファイル情報が表示される．
ファイル名を右クリックし，表示されたメニューから「開く（O）」を選択．
レポジトリ内のファイルの変更内容を確認する
ログメッセージ画面の表示を行い，変更内容の確認を行いたいファイルの[リビジョンNo.]を選択．
中段ウィンドウに追加されたバージョン（履歴）情報として追加されたメッセージの内容が表示され，下段ウィンドウにファイル情報が表示される．
ファイル名を右クリックし，表示されたメニューから「変更を表示（C）」を選択．
レポジトリ内の古いリビジョンファイルをローカルコンピュータ上に保存する
ログメッセージ画面の表示を行い，保存を行いたいファイルの[リビジョンNo.]を選択する．
中段ウィンドウにバージョン（履歴）情報として追加されたメッセージの内容が表示され，下段ウィンドウにファイルの情報が表示される．
パス表示されたファイル名を右クリックし，表示されたメニューから「リビジョンを保存（T）」を選択．
リビジョンを保存という画面が出力されたら， ファイルをローカルコンピュータ上のどこに保存するか選択し，[OK]ボタンを選択する．
共有させたいレポジトリ内のフォルダ，ファイルのURLを調べる
TortoiseSVNでローカルコンピュータ上にダウンロードしたファイルの中から共有させたいフォルダ，もしくはファイルを右クリックし，メニューを表示さる．
メニューから「プロパティ」を選択．
表示されたドキュメントのプロパティ画面で，「Subversion」タブを選択するとレポジトリ内でのURLが表示される．
レポジトリ内のURLにアクセスする
Webブラウザのアドレスバーにレポジトリ内のURLを指定すると，最新データ（フォルダやファイル）の閲覧，ダウンロードを行うことができます．
WebブラウザのアドレスバーにフォルダもしくはファイルのURLを入力し，キーボードの[Enter]キーを押す．
レポジトリの認証画面が出力されたら，ログインIDとパスワードの入力を行い[OK]を選択．
アドレスバーに，ファイルへのURLを入力
画像A： ファイル操作選択画面表示
ファイルをローカルコンピュータ上に保存するか，そのまま開くか確認画面が表示される．（ローカルコンピュータ上にファイルを一旦保存した後，開くのがよい．）アドレスバーに，フォルダへのURLを入力
画像B： フォルダ情報表示
Webブラウザ上にレポジトリ内のデータ（フォルダやファイル）を表示．
共有するフォルダを個別に指定する
共有するフォルダを右クリックし，メニューから「プロパティ」を選択．
プロパティ画面の[Subversion]タブを選択．
表示されたURLをマウスで全て選択し，コピーする．
TortoiseSVNの設定を行う．
※「リポジトリのURL」にここでコピーした値を貼り付ける．
※フォルダやファイル毎にアクセス制御を設定することはできません．
ファイルが競合した場合の解決方法
コミット（追加）を実行したローカルコンピュータ上に保存されているファイルのリビジョンNo.と，レポジトリに保存されているファイルのリビジョンNo.が一致しなかった場合，競合が発生します．また，複数のユーザが同じファイルの同じ行を変更するなどした場合にも発生します．
競合が発生すると，コミット（追加）実行時に競合メッセージが出力されます．また，ファイルを更新した時に，ファイルやフォルダに「！」マークが付与され，SVN更新（ダウンロード）ができなくなります．
更新を破棄してもいい場合は対象ファイルを削除し，SVN更新（ダウンロード）を行うことで解消します．
[OK]ボタンを選択すると「！TortoiseSVN 」（コマンド失敗）画面を出力．
[更新]を選択すると同じフォルダに数字（リビジョンNo.）などが付与されたファイルが，ローカルコンピュータ上に新たに作成される．
更新を破棄してもいい場合は，競合が発生したファイルや新たに作成されたファイルの削除を行う．
必要な場合は別領域にバックアップする．
削除を行うファイルを選択し，右クリックメニューから「削除（D）」を選択する．
1つ上のフォルダに移動し，右クリックメニューから「TortoiseSNV」-「SVN更新」を選択．
